携帯電話税
自動車税を例に取っているが...
車に課税されるのは自動車税だけではない。
自動車税は途中で車を手放したら還付がある。
それ以外にも重量税というものがある。
これは重たい車ほど道路を痛めるという理由からかの田中角栄氏が導入した税金である。
その理由から考えるなら車を手放したら還付があっていいはずだがそれはない。
車を買い替えた場合は二重払いになる。
さらに重たい車が道路を痛めているなら大型のクレーン車などはさぞ高い重量税が支払われていると思われがちだが重量税はまったく支払われていない。
理由は「あれは車ではなく建設機器だ...」との田中角栄氏の発言。
田中氏がどうしてその発言をしたのか....それは田中氏がどこの省庁を繋がりが深いか考えれば分かる。
事実 大型クレーン車は建設機器ということで建設現場まで移動するさいに移動経路を警察に届け出る必要がある。
しかしこれも実際にはおざなりになっているのが実情。
そもそも重量税が重い車が道路を痛めているならそれが建設機器でも道路を痛めているのは変わりないわけで建設機械として重量税を免除する理由にはならない。
これを書くと建設業の方々からは代わりに固定資産税を払っているという意見があるがそれと「道路を痛めるから重い車に税金を掛ける」という考えとは別のもの。
さらにこれを公平に負担させるなら例え同じ車でも年間の走行距離が多い車と少ない車では重量税の額に差をつけるべきだが同じ重さの車なら税金は同じ。
軽い車は安い重量税で走行距離がいくら伸びても重量税額は同じ。
要するに公平感など考えられていないということ。
取りやすいところから取るというのが本当のところ。
携帯電話でもこれは同じ一律に掛けるなら公平とは言えない。
こうは書いても携帯税を肯定しているわけではない。
もう国民が手放せなくなってからそこに税金を掛けるというのはどう考えてもおかしい。
掛けるのであればケイタイ市場が出来る時から掛けるべきもの。
その市場ができるまでその部分に関して静観しておいて思いついたように税金を掛けるというのはユーザーとして納得できるものではない。