医療系もいいけれど

医療系もいいけれど

まあ、薬学部や工学部で資格をとるのも
ひとつの考えでしょうね。

 

私は、薬学部を出て、
だいたいは薬剤師の仕事してきました。

薬剤師は、
飽和状態ということはなく、
実際に目標人数を採用できた企業、薬局は
全体の10%程度となっていて、
フリーの薬剤師を見つけるのは困難な状況です。

 

また、在宅医療の需要が、
この後、爆発的に増えるので、
薬剤師の人員過剰というのは、
かなりの長期に渡ってないでしょう。

 

ただし、医療費削減政策というものがあり、
将来的に、収入は期待しないほうがいいです。

 

新卒のときは、人より多いのですが、
40歳過ぎたら、他の普通の会社のサラリーマンの方が
年収は上回るでしょう。

 

現に、薬学時代の私の友達で
今でも薬剤師免許使っているのって、
家の家業である薬局を継いだ人をはぶいて、
私と、あと数人いるかどうか。

 

結局、薬剤師免許を踏み台にして
学校に通って別の免許とったり、
異業種に行った人も多いです。

 

純粋な薬剤師の仕事では、
どんなにスキルを磨いても出世しませんし、
経済的には、大手のサラリーマンの足元にも
およびません。

 

自分で経営し、店舗を増やすとか、
薬剤師としてではなく、経営者としての実力が
ものをいうのです。
それなら、もう薬学にこだわる必要がないからです。

 

理系は、ほかより安定するかもしれませんが、
基本的にブルーカラーの職人なので、
新社会人のときの仕事を一生続けるということです。

 

それよりは、経営学の方が面白いし、
ストレートだと思います。

 

安定志向という点から収入面について書きましたが、
もちろん、収入を気にしないなら、
何でも好きな事をすればいいと思います。

 

どんな分野でも、それなりに優秀なら、
飯は食えると思います。

 

逆に、どんな資格があっても、
安穏としていたら、
その世界から去ることになるでしょう。

 

要は、資格ではなく、
どれだけの情熱をもって仕事ができるかだと思います。
情熱を持って仕事ができるなら、
そうそう生活に困らないと思います。

 

だから、学びたいものがある大学がいいと思います。

 

もっとも、どの大学で何を教えているのか、
高校生の立場からすると、
知るのは困難でしょうね。

 

それは、わが国の教育現場の問題点だと思います。

 

もし、私が高校2年生の一学期に戻れて、
2年間の準備期間があるとしたら、
どこの大学に行くでしょうね。

 

やはり、皇學館大學の神学科、
それと音大を併願していますね。

 

どちらかは、今でも決めかねています。